腰痛にはその方の症状に応じた施術の適切な間隔があります
実はどのくらいのペースで施術をするのかという事も施術効果を左右して、これを間違えると良い結果にはなりません。
腰痛をはじめとした骨格の矯正は、よほど軽いものを除いてその大部分は何度かの施術が必要になります。そして必要な回数はその方の症状により大きな開きがあり、激しい状態になると驚くほどの回数が必要になることもあります。
そこで重要な意味を持つのが次の施術までの間隔をどのくらい空けるかという問題です。
多くの施術施設を見ても多くは一週間の間隔にしているところが多いのではないかと思うのですが、この根拠があるのかと言えばたぶんないはずです。みんながそうしているからというのが理由だと思われます。
では本当に一週間でいいのかと言えば決して良くはありません。そんなことをしているとよくなるものも良くならないのです。腰痛などの骨格のゆがみの手入れにはその方の症状に応じた施術の適切な間隔があって、これを間違えると改善することが難しいのです。
症状の重い方はすぐにゆがみが戻ってきますのでその時が次回の施術のタイミングで、速いテンポで改善することが可能です。逆にそこで時間を空けすぎるとそのゆがみは増えてきてやがて最初と同じレベルまで戻り、いつまでたっても行ったり来たりの連続ですっきりすることがありません。
よくあるパターンでは最初は順調に改善してきた方が、状態も良くなったので仕事や自分のスケジュールを優先するなどでスケジュールを自分流に変更して先延ばしにします。当然やがて症状は悪化しますので再来店をしますがご自分の意識では治ったことになっているので再び短い期間に戻すことができません。タイミングを逃しての施術ですので効果が限定的になり、その積み重ねで悪化を始めます。
それが悪循環の始まりで、本当は短期間にする必要があるのですが不信感が生まれ足が遠のき、やがてご来店されなくなります。この時のご本人の心理は痛みがないのに施術をするのはもったいないという事のようですが、痛みのあるなしで腰痛を判断してはいけないのです。
もう一つの考え違いが想像されるのが、いちばん最初に来店されたときの痛みを覚えているわけですが、その時の痛みになるまでは問題がないとの潜在意識が働いている可能性があります。せっかく良い状態までステップアップしてきたのにわざわざ元の状態に戻すことになりせっかく良い状態までステップアップしてきたのにわざわざ元の状態に戻すことになります。
このようにご自分で施術間隔を操作することによって、回復のプログラムから外れて悪循環のスパイラルに陥ります。悪化したときは期間を短縮することもありますが、最短距離での回復を目指すプログラムに戻るのが最善の方法です。
これらの効果には個人差があります。