バスター安城のひとりごと(理想の整体)

私がかつて漠然と思い描いていた整体のイメージに近づいてきました。
そのようなイメージをいつ頃から抱いていたのか、なぜそのようなイメージを持つようになったのかは、今では思い出すことができません。しかし、それは身体の様々な不具合を簡単に解決してしまうというものでした。もしかすると、テレビ番組か何かに近い内容のものがあったのかもしれません。
しばらくはそのようなことを忘れていましたが、自分が腰痛を起こして何とかしようと行動を起こしたものの、全く効果的なところに出会えない日々が続いていました。そんなある日ふと、「整体なら何とかなるかもしれない」と昔のことを思い返し、良さそうな整体を何軒か試してみました。
その結果は皆さんもよくご存じのとおり、「????」というものでした。
現実はこんなものなのかと半ばがっかりした反面、「どこかにきっと理想の整体があるに違いない」という希望は捨てずにいました。
そんなある日、人生を変える事態が発生しました。「魔女の一撃」とも言われるぎっくり腰に襲われ、紹介で訪れた整体院が、それまでの整体院の常識を覆すものでした。それは私がかつて持っていたイメージ通りのものでした。施術者は身体のことを良く知っているように見え、全身をくまなく調整してくれ、その結果、身体が明らかに良くなったのがはっきりと分かりました。
それまでの経験から、「これは滅多にある技術ではない」と確信し、熟慮の結果、弟子入りを志願しました。しかし、いざ研修を始めてみると、覚えることは膨大にあり、同じ傾向の研究が他にはほとんどなく、全てを独学で進めなければならないことに苦労しました。資料すら限られていて、解剖学と生理学程度をもとに、Webも駆使して悪戦苦闘の毎日でした。
しかし、「石の上にも三年」ということわざもあるように、13年が経ち、だんだんそれらしくなってきて、当初思い描いていた「何でもたちどころに解決する整体院」に近づいてきた気がします。そして皆さんの笑顔を見るのが楽しみな毎日です。