なかなか施術効果が続かなかったWさんが、たった一言で驚きの変化。その中身とは?
Wさんは30歳代前半のイケメン、爽やかな笑顔で毎回ご来店になります。ご自宅は浜松市にありそこから通ってくるのですが片道二時間弱の時間がかかるそうです。2・3日前から急に腰が痛くなったとのことでとりあえず痛みをとりたいとの希望でした。話を聞いてみると普段から痛みはなく今回は突然の痛みのようですが、7年ほど前にギックリ腰を発症していたようです。腰以外に不具合はないとの事でした。
何はともあれ実際に寝ていただき全身の検査に移ったところけっして軽い腰痛などではなく、長年の骨格の歪みの歴史があちこちに刻まれていました。つまりご本人の自覚しているよりもはるかに症状は重いことが分かりました。これはよく見られる現象で、状態を判断するのに痛みの強さに頼っているために起こります。
というのもこの方は既にギックリ腰を一回経験していてこれは重症になっていてもおかしく無いのですが、軽い腰痛と思っているこのギャップが後々問題になってきます。もっと簡単に治るつもりでいたのがなかなか痛みが取れなくて不信感につながることはよくあります。
さらにもう一つ重要な原因が隠れていたのですが、椅子の座り方にあったようです。弊店では二回目の施術の時にその方の歪み方の特徴から見て原因と思われる体の使い方をお話しているのですが、その内容がうまく伝わっていなかったようです。
そんなある日、5回目の施術の時になかなか改善していないので試しに椅子の座り方を注意してみると、まさに骨盤にとって拷問の座り方をしていてそのことを再度お話しました。そうしたところ次回のご来店時には満面の笑顔で劇的に改善したとの事、嬉しい報告がありました。施術をしても数日で戻ることの理由が生活習慣にあったわけです。
このように生活習慣による骨格の歪みの問題は非常に影響があって、長年骨格に携わっていても未だに驚かされることが少なくありません。腰痛の原因の半分程度は座り方が適切でないことによると思われます。
まず椅子の座面の一番奥深くに座り、背筋を伸ばして(お臍を前に出す)背もたれにはもたれかからず、ひじ掛けはあっても使わない。この座り方を意識してください。これが骨盤を立てるという座り方です。
これらの効果には個人差があります。