椅子の座り方が腰痛の大きな原因です

- update更新日 : 2024年04月02日
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たぶんほとんどの方がこの座り方をしていると思いますが椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかる形です。これはもっともやってはいけない座り方で、骨盤は上半身の重力で後ろに押し付けられて後傾をしていきます。

これが痛みの基本形その①です。

更に腰椎(背骨の下の部分)も後向きのカーブになっていますが、本来のこの部分は、逆の前向きのカーブでなければなりません。

歪みが限界を超えた時にずれを起こして、場合によっては痛みやしびれを起こします。

では良い座り方とはどんなものでしょう。

できるだけ深く(背もたれいっぱいまで)腰かけて、骨盤を前に倒して(おへそを前に出す)座ってください。ひじ掛けがあっても使わない方がいいでしょう。

背筋がピンと伸びて腰のあたりが楽に感じるはずですがこれが良い座り方です。

              動画でもご覧ください

 

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ところが世間一般の椅子、たぶん90%くらいはこれができない構造になっていて、座るだけで腰痛を起こす形に誘導されます。

このような場合に備えておへその裏側の部分にクッションを入れて、骨盤が後ろに倒れない工夫をしてください。椅子の誘いに乗ってはいけません。

ちなみに背もたれにもたれかかるのは、一般的には体重を分散できて疲れを起こさないとお考えではありませんか。

実は逆で、背骨が後ろにずれないために身体の前側の筋肉が必死に引っ張っていますので大変な筋肉疲労を起こしていて、決して楽な座り方をしている訳ではありません。背骨はまっすぐ上に積み重なっていた方が、筋肉を使わないので疲れません。

車を運転するときはペダルを踏んでも腰が背もたれから離れないように座席を前にスライドさせて、背もたれはできるだけ立てて肘掛けは使わない方がいいでしょう。

これだと長時間の運転でも疲れることがありません。

椅子の座り方が腰痛の原因の半分くらいになるのではないかと思っています。正しい座り方を身に付けるのは一生の財産です。お試しください。

これらの効果には個人差があります。