痛みには「関節の痛み」と「神経の痛み」の2種類がある

痛みは関節の痛みと神経の痛みに分類されます
内臓諸器官を除き、体幹や腰・背中などの運動器に現れる痛みは、大きく分けて関節部分の痛みと神経の痛みの2種類に分類できます。この分類は、痛む部位に対して、根本の原因がどこにあるのかを特定する上で非常に重要な視点となります。
一般的には痛む部分にこそ原因箇所があると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。ましてや、痛いからといってその箇所をやみくもに揉んでも改善するのは稀なケースです。
1. 関節の痛み
大まかに言って、体を動かしたときに関節が痛む場合は、その関節の歪みなどの異常が原因と考えられます。関節の変形や動きの制限の具合を観察し、問題がどこにあるのかを推測し、修正の仮説を立てます。
この時、体重や力が加わるベクトル(方向や大きさ)を考える必要があります。
2. 神経の痛み
一方で、痛みの付近に関節がない場合は、神経障害による痛みである可能性が極めて高くなります。おそらくその痛みは筋肉の痛みですので、その筋肉を支配している神経が、どこの背骨から枝分かれしているかを調べれば答えが分かります。
- 例1: 太ももの横の痛みであれば、**腰椎の4番(L4)**の変位によるものです。
- 例2: 肩の三角筋の痛みであれば、首の下の方、5番~7番の変位が原因です。
これは地球上の人類にとって共通の原則であり、例外はほとんどありません。そのため、この解剖学的な知識をしっかりと理解しておけば、決して原因特定の際に戸惑うことはないのです。
原因箇所が分かれば問題の半分は解決
あとは、その骨をどのように調整するかの問題だけで、問題の半分は解決したも同然です。
10年ほど前にはこの問題を「トリガーポイント」などと呼んで業界中が注目していましたが、今は「筋膜リリース」という言葉が主流です。そして、今後のトレンドは「神経の傷」という概念になっていきそうです。このように、痛みに関する見解にも流行があるのですね。
以上、腰痛バスターがお届けする身体の仕組みに関する知見でした。




