椎間板ヘルニアの手術をしてはいけない理由
椎間板ヘルニアを診断されると手術を勧められることがありますが、やってはいけない理由があります。それも取り返しのつかない結果になる深刻な理由です。
まず手術とはいったいどのようなことをするのかをご説明します。背骨には椎間板と言って隣の背骨との間にクッションの働きをする部分があるのですが、これが飛び出して背骨の神経に触れてお尻や太ももなどに痛みや痺れを引き起こします。そこで飛び出した椎間板(髄核)を切り取ってしまう事で痛みを解消しようというものです。以前は外科的に切開して髄核を切り取る手術が主流でしたが、最近は傷口の小さいレーザー手術で焼き切る手法が多いようです。
因みにこの方法の成功率は37%〜75%ほどと言われていて中高年ほど成功率は低いようです。つまり手術をしたのはいいけれど痛みは取れないという事でリスクの高い手術と言えます。
手術は確率の低い運任せです
ここからが本題ですが、やってはいけない理由を説明します。飛び出した髄核(椎間板)を切り取るとどうなるかと言えば、切り取った分の髄核(椎間板)の体積が減ります。もともと髄核(椎間板)は余分な量がある訳ではないのでクッションが少なくなると骨同士が衝突するようになり、2回目・3回目と手術をする結果背骨は疲労骨折(粉砕骨折)を起こします。
すると次にできることは背骨同士をくっつける手術をすることになりますが、その結果、くっつけた骨の隣の関節に新たなヘルニアができることになり、やればやるほど悪化していくのが分かります。
なぜこんなことになるのかと言えば、実は椎間板ヘルニアというのは腰痛の症状の一部ですので骨盤のゆがみが背骨を歪ませてその部分から椎間板(髄核)が飛び出したものです。一番の原因の骨盤のゆがみをそのままにしてヘルニアだけを切り取って好運にも良好な結果であっても、時間とともに再発するのは眼に見えています。そして手術を繰り返す度に悪化するようです。
そして運悪く改善できなくても、もう後戻りはできなくなっています。極めて確率の低い運任せは踏みとどまってください。きちんとした骨格矯正ができる整体院であればそれほど難しい施術ではないはずですので、確率の高い方法を選択してください。