鎮痛剤や湿布に頼りすぎていませんか?

近年、鎮痛剤や湿布の売り上げが伸びていると言われています。
今後五年間で40%の売り上げ増が予想されているようです。
身体に痛みが出たとき、病院で処方される鎮痛剤や湿布に頼っていないでしょうか。
健康保険が使えて経済的であり、比較的早く痛みがやわらぐ――その手軽さから、つい「その場しのぎ」になってしまうこともあるかもしれません。物価高が続く今、家計を考えると無理もない部分はあるでしょう。
2021年はコロナ禍の影響もあり、市販の解熱鎮痛剤の需要が大きく伸びました。外出自粛や自宅療養の影響で、医療機関を受診せずセルフケアを選ぶ人が増えたことが背景にあると考えられます。その後も、購入環境の利便性向上などにより、市販薬を活用する流れは一定程度続いています。
海外でも同様の傾向が見られます。たとえば、アメリカ合衆国では医療費負担の問題から受診を控え、市販薬や処方薬に頼るケースが社会問題化した時期もありました。また、薬物の不適切使用による健康被害は深刻な課題となっています。
過去には、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、マイケル・ジャクソンなど、著名人が薬物の過剰摂取により命を落としたことも広く知られています。ただし、これらは医療用鎮痛剤の適正使用そのものを否定するものではありません。
痛みは「身体からのサイン」
痛みは、身体に何らかの異常があることを知らせる重要なサインだと言われています。
もちろん、強い痛みを一時的に抑えることは大切です。
しかし、原因を解決しないまま症状だけを抑え続けると、根本的な問題が進行してしまう可能性があります。
たとえば、姿勢不良や骨格バランスの崩れが背景にある場合、次のような悪循環が起こることがあります。
- 可動域の低下
- 筋肉や関節への負担増加
- 痛みの慢性化
- 他部位への負担拡大
背骨や骨盤のバランスが崩れると、肩や膝などの関節にも影響が及び、いわゆる四十肩や変形性膝関節症のリスクが高まるケースもあります。
また、薬は適切に使用すれば安全性が確認されていますが、長期・大量使用は身体に負担をかける可能性があります。特に肝臓や腎臓は薬の代謝・排泄に関わる臓器であるため、用法・用量を守ることが非常に重要です。
「痛みを抑える」から「原因を整える」へ
鎮痛剤は正しく使えば、生活の質を保つための手段です。
しかし、
- 痛みを繰り返している
- 薬の量が増えてきている
- 湿布が手放せない
このような状態であれば、根本原因を見直すタイミングかもしれません。
当院では、骨格バランスや姿勢、日常動作を確認しながら、痛みの背景にある要因へアプローチしていきます。
「とりあえず痛みを抑える」から
「痛みが出にくい身体をつくる」へ。
鎮痛剤はあくまで緊急的なサポートとしつつ、身体そのものを整えるケアを取り入れてみませんか。
お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。





