腰痛を痛みだけで判断してはいけない
folder未分類
腰痛の判断に痛みの強さだけを基準にするのは適切ではありません。
痛みの感じ方には個人差があり、必ずしも体調を正確に反映しているわけではないからです。
痛みの個人差について
- 敏感な方からおおらかな方まで様々です。
- 長期間強い痛みに晒されてきた方は、脳が精神を守るために痛みをブロックする働きがあります。
- 逆に腰痛の歴史が短い方は、比較的痛みに敏感な傾向があります。
痛みの強さと骨格の歪み
- 痛みの強弱と骨格の歪みの強弱は、必ずしも一致しません。
- 多くの場合、痛みは骨格の歪みがかなり進行しないと感じられません。
- 「腰に痛みがない」という方でも、骨盤や背骨を調べると歪んでいることが多く、決して安心できる状態ではありません。
- 痛みが出てくる頃には骨格の歪みは進行しており、軽症とは言えません。
- 場合によっては、この段階から急にぎっくり腰になることもあり、重症化の入り口になり得ます。
痛みが出る前に骨格の歪みを把握する方法
当院では、施術が進み痛みがほとんどなくなった方へ、ご自身で体調に関心を持っていただくためのチェックリストをお渡ししています。
歪みの初期サインの例(痛みがない状態)
- 椅子に座ると脚を組みたくなる、しっくり座れなくなる。
- 立つ時に二本足で立てず、左右どちらかに体重を逃がさないといけない。
- 体全体が硬く感じたり、疲れやすくていくら休んでも疲れが取れなくなる。
これらの初期段階では、まだ痛みを感じていないことが多いです。
チェックリストの活用

全9項目のチェックリストをご自身でチェックしていただくことを提案しています。このタイミングで施術を行うことで、良い状態を長く維持できます。痛みに頼って判断していると、悪い状態からなかなか抜け出せません。
誰もがより良い状態を願うと思いますが、そのためにはご自身の身体に関心を持ち、体が発するサインに気づくことが重要です。痛みが出るのは、そうしたサインのずっと先の段階なのです。