顎関節症を深掘り解説します。

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問題の骨は非常に重要な役割を担っています

顎関節症に影響のある首の骨は背骨の一番上にあり、直接頭蓋骨を支えています。

そのため、この骨の位置が悪いと脳に関する様々な機能が影響を受けることになります。大きく分けて神経的な影響と機能的な影響があります。

神経的な面
神経的な面から言うと、まずその位置が脳幹に接しているため、中脳、橋、延髄、間脳の働きなどに関与し、視床、視床下部、脳下垂体の働きや、視覚や聴覚、眼球運動、呼吸中枢、心臓中枢などと密接な関係があります。

頭痛・神経過敏・自律神経失調症・不眠症・高血圧・健忘症・貧血・胃潰瘍などの広範な神経症状に関与します。

機能的な面
一方、機能面で見ると、頭の重さは脳の重さも含めて4kg~6kgと大変重く、体重の10%ほどにもなります。首と頭蓋骨の位置関係が少しでも悪くなっていると、重さを正しく受け止めることができずに、首の骨や背骨全体が歪むことになります。そうなると全身の不具合がここで起きることになります。

環椎の問題です

問題の骨は環椎と言いますが、位置的には耳たぶの辺りにあり、正しい形の時には問題はありませんが、ずれた時に顎の骨と接触して顎の骨の動きを妨げます。それが皆さんがお悩みの顎関節症になります。骨自体には痛覚はないので接触での痛みではないのですが、症状が進んで顎関節周辺に炎症を起こすと痛むことになります。

明らかに顎の形が変形していて口が斜めに開くことがありますが、これは顎関節の変形があるためで、関節自体の骨格矯正を試みてもほとんど効果は見られません。それは原因が環椎の変位によるものだからと考えられます。

この環椎は平常時には頭蓋骨に隠れていて直接触れることはできないのですが、当店独自の方法で正しい位置に修正を行っています。