重症の腰痛は痛みよりも関節の硬さが問題になります
腰痛が悪化してくると激しい痛みで大変辛いものですが、さらに重症化することで深刻な状態になります。回復をより困難にするその症状とはいったい何なのか?
健康な骨格であれば全身の骨格は柔軟にできていて比較的簡単に修正が進みます。
しかし骨格のゆがみが強くなり、しかも数十年など長期間に亘っている場合、関節自体がゆがんだ形のままで固まっていることになります。そのためになかなか修正が進まず、症状が改善しないことになります。
これは関節周辺の組織が硬く変質することが原因と思われます。医療機関ではこのような場合薬剤を投与して柔軟にするという事が行われるようですが当院は投薬は行えないのと自然療法を行っている為、物理的に柔軟にすることになります。
つまり力を加えてほぐしてゆくのですが、重症の方ほどこの行程に非常に時間(施術回数)がかかることになります。骨折などのケガを防止するために両手の指を使って背骨を一個ずつ引きはがすように力を加えますので、あまり極端な強さにはできません。場合によっては施術を受ける方の骨密度が低下をしていると骨折の危険性が高まりますので細心の注意が必要になります。
このようにして地道な作業の積み重ねで少しづつ可動性が回復していきます。言い換えれば驚異的な速さで回復するというのはあまり考えにくい領域なのです。あとはご本人がその地道な進捗状況をどれだけ受け入れていただけるか、多くの回数をご来店をしてでも健康を希望されているかの問題になります。
このようにどんなに激しい痛みがあっても、骨格が柔軟性を取り戻して修正が進めばやがて消えてゆくものなのでさほど心配はいりません。骨格矯正を阻害する関節や骨格の硬さが真の敵と言えます。