(仮説)骨盤のゆがみは左の骨盤の主導で起きている。
この件についてはもうかれこれ2年ほどにわたり検証を行ってきているのですが、骨盤のゆがみは多くの場合多くの場合左の骨盤のゆがみが主導していて右の骨盤はつられて動いているように思っています。
一般的には骨盤の歪みが左右の偏りがあるとは思えないのですが、実際には大部分が右に偏った歪み方をしています。そしてその原因はいまだ分かっていません。おそらく体の使い方の何かがそのような現象を引き起こしていると思われます。
左の骨盤が右に傾くと仙腸関節部分が仙骨に食い込むことになり動きが制限され、これが長く続くことでこの関節は癒着を起こします。変形したまま固まっているのでこの関節が柔軟性を獲得しなければ骨盤全体の柔軟性は回復せず、背骨のゆがみも解消されないことになります。
一方右の関節は制限がないので右方向に変形しますが、途中からは上方の動きも加わるようになり、ますます体全体の歪みは強くなります。
この事を裏付ける話があって、女性の方でよく聞かれるのがスカートがいつの間にか回ってしまうという事で、まさにこのことが関係しています。右の骨盤に比べて左の骨盤の動きが悪くなっていて、ちょうど左の骨盤を軸にして体が回転するのがよく見るとわかります。(あまりじっくり見ない方がいいですが)
もし興味のある方は一度ご自分が歩く時に、左の骨盤を軸に体が回転していないかどうかを観察してみるのもいいかもしれません。もしそうであれば骨盤のゆがみはかなり大きなものになっている可能性があり手入れを必要としているのかもしれません。
因みに私が皆さんの身体の状態を判断するのは全身の歪みの状態と関節の硬さを見ています。
なおこの内容に関して現代医学では研究がなされていないようで、したがって科学的根拠(エビデンス)もありません。あくまでも私個人の見解です。