座る動作と前かがみの動作は骨盤は同じ姿勢をしています

- update更新日 : 2024年02月01日
folder毎度どうも のページlabel骨盤型の腰痛、腰椎型の腰痛、一生の財産と言えます、
腰から上は形を変えてはいけません

我々は普段何気なしに椅子や床に座りますが、その動きと前かがみの動きは股関節を90度に曲げるという点で同じ姿勢をしています。そしてこの二つの動作はともに腰痛の原因の多くを占めている要注意行動なのですが、それらは同じような動きをしているにも関わらず全く違った腰痛を引き起こしています。

 骨盤型の腰痛

まず椅子の座り方が適切でないときに多くの方は後ろにもたれかかった座り方をしています。この場合、骨盤は仙腸関節で歪みを起こしますので骨盤型の腰痛になります。「正しい椅子の座り方」の動画をご参照ください  (https://www.instagram.com/p/CgLmIdJpd-Y/

この場合骨盤が主導しますので結果的には体全体にも歪みは及びますが、一番深刻なダメージは左の仙腸関節に起こり、痛みも骨盤周辺に始まりやがて周辺に広がってゆきます。

腰椎型の腰痛

 一方前かがみが適当でないときは腰椎の歪みが主導する腰痛ですので、骨盤の歪みはさほどの事はなく控えめな印象を受けます。簡単に言えば、腰椎(背骨)は前屈のように前後左右の動きは苦手な関節なので、あまり激しく動かすことで歪みを起こします。

この場合前屈をできる部分は骨盤の下の部分、股関節しかありません。この場合の痛みは骨盤より少し上の部分に起こり、背中の奥の方がじわっと重苦しく痛むのが特徴です。消化器系や婦人科系の不調を引き起こすのもこの腰痛です。 

一生の財産と言えます

 という事は言い換えれば椅子の座り方と前屈の正しい方法を身に着ければ、腰痛を引き起こす危険度が大きく減少しますので、一生の財産と言えます。腰痛を起こしてから慌てるのではなく、腰痛と縁遠くいられる事が可能ですので、予防を中心に考える健康管理とも言えます。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。